個人マンションオーナー

持ち物件も10年目になったけど、法律で外壁調査をしないといけないらしい。
けど、かなりお金がかかるそうだ。
少しでも安くなる方法はないものかな?
この記事を読むことで、外壁調査を安くすませられる「ドローン調査」の正体がばっちり掴めます。
ドローン外壁調査とは
ドローン外壁調査は、ドローンに搭載した赤外線カメラを使用して行う調査方法です。
目視で見た壁面
↓
ドローン外壁調査で発見したタイル欠損
外壁調査の方法には、ドローン外壁調査以外にもいくつかの方法があります。
ロープやゴンドラを使用した打診調査、地上から赤外線を照射する赤外線設置法など。
ドローン外壁調査は、これらの調査方法と比べてコストやスピードなど、後ほど説明する様々なメリットがある方法です。
そもそも外壁調査ってなんでやるの?
そもそも、外壁調査ってなんで高い費用をかけてやらないといけないんだ?
という方も、おられるんじゃないでしょうか。
実は、新築や改築してから10年を超えた特定建築物(一定の階数を超えるマンションなどが該当)は、全面的な外壁調査が義務になっているんです。
建築基準法の12条で定められているので、この外壁調査は12条点検と呼ばれることもありますね。
しかも従来の調査方法だと、この12条点検のためには莫大な費用や調査日数がかかっていました。
しかし近年、ドローンを活用する外壁調査が登場し、費用を大幅に軽減することができるようになってきています。
ドローン外壁調査のメリット
<料金が安い>
ドローンによる外壁調査は、足場を組み立てる従来のゴンドラ調査などとちがって、足場費用や高所作業車代などが不要です。
そのため、従来の方法と比べ3分の1の金額で調査することができ、
費用を抑えることのできる調査方法といえます。
調査期間が短くて済む
ドローンによる外壁調査は、ゴンドラ調査などのように足場を組む必要がありません。
そのため、従来の方法の4分の1の調査期間で調査することができます。
従来の赤外線調査より高精度
安い分、ドローン外壁調査の精度は低いんじゃない?
とお思いの方もきっとおられるんじゃないでしょうか。
実はドローン外壁調査は、従来の外壁調査方法である赤外線設置法と比べて、適切な撮影角度や撮影距離を使えるので、
精度が格段に向上しているんです。
<騒音があまり出ない>
ドローンによる外壁調査は、ドローンに搭載した赤外線カメラで、外壁の赤外線を検査する方法です。
打診調査のように、打診棒による打診音は発生しません。
なので、打診音がネックとなる病院やホテルの外壁調査には、ドローンによる外壁調査が向いているといえます。
ドローン調査のデメリット
ここまで良いところをご紹介してきましたが、もちろんドローン外壁調査にもいくつかのデメリットがあります。
<撮影日の天候を選ぶ>
ドローン外壁調査のデメリットの1つ目が、天候を選ぶことです。
雨の日は正確に赤外線調査をすることができないため、
基本的には晴れや曇りの日でないと外壁調査を行うことができません。
また、風が非常に強い日なども同様に、ドローン外壁調査を行うことができません。
<建物の北面の調査が苦手>
陽の当たらない北面は、気温が約25℃以上なければ、赤外線カメラでの画像解析ができない場合があります。
そのため、北面の調査が必要な物件をお持ちなら、ドローン外壁調査は冬など気温の低いシーズンを避けることが望ましいです。
<鏡面仕上げのタイルは苦手>
建物表面のタイルが鏡面仕上げ(ラスタータイル)の場合、ドローン外壁調査の費用が通常より高くなるかもしれません。
ラスタータイルは、通常より多くの撮影をしないと正確な調査ができないことが理由です。
実際にドローン外壁調査を採用したケース
ドローン外壁調査を実際にやったところはあるの?
という実績も、非常に気になるポイントですよね!
以下では、実際にドローン外壁調査が採用された事例をいくつかご紹介します。
マンションの採用例
マンションでの外壁調査事例は、スカイエステートの公式でたくさん公開されています。
川崎市高層住宅
こちらは川崎市にある超高層マンションのドローン外壁調査事例です。
ドローンでなく足場を作って調査したら、この高さの物件だとかなりの手間がかかりそうですよね。
横浜市共同住宅
建物どうしの間隔が狭い中、ドローンにより上手く外壁調査を行った事例です。
静岡県熱海市マンション
都内近郊以外の物件でも、ドローン外壁調査は依頼が可能です。
こちらは梅雨時にドローン外壁調査した事例です。
徳島県徳島市マンション
こちらは、徳島県のマンションについてドローン外壁調査をした事例ですね。
官公庁の採用例(静岡県藤枝市)
こちらは、静岡県の藤枝総合庁舎で、ドローン外壁調査が行われた事例です。
建築基準法で定められた外壁調査として、費用カットや安全性、精度の面などでドローン外壁調査が採用されていますね。
ドローン外壁調査会社を比較
それでは、ドローンでの外壁調査を依頼できる業者にはどんな業者があるのでしょうか。
特徴やおすすめポイントを含め、主要な業者を解説していきたいと思います。
SKY ESTATE(スカイエステート)
ドローン外壁調査の年間実績が100件以上と、随一の実績を誇るのが、SKY ESTATE(スカイエステート)です。
スカイエステートのドローン調査の特徴
スカイエステートのドローン外壁調査には、他社と比べて次の特徴があります。
全国対応、急な依頼が可能
スカイエステートはエリアを問わず包括的な飛行の許可をすでに得ている業者なので、
ドローン外壁調査を全国対応しています。
また、ドローンを飛ばすたびに申請することもないので、急ぎの依頼にも対応可能という特徴があります。
ドローン外壁調査のスキルが高い
スカイエステートはドローン操作のスクールを運営していて、スクール生の数は日本一とも言われています。
ドローン調査はそのスクールのインストラクターによって行われます。
2,000時間以上のフライト経験のあるベテランインストラクターが外壁調査を担当するので、
その精度や安全性が保証されているといえます。
修繕依頼まで頼むことができる
スカイエステートは、外壁調査から保守修繕まで、ワンストップで自社完結しているのが特徴。
色んな業者にまたがって依頼しなくて済むのは、外壁調査を依頼する側として安心できますよね。
スカイエステートのドローン調査費用
調査を依頼するにあたって、気になるのは費用です。
スカイエステートにドローン外壁調査を依頼した場合、かかる費用はおおむね以下のようになっています。
20階建てマンションの場合
おおよその目安にはなりますが、
スカイエステートで20階建てマンションの外壁調査を依頼した場合には、約200万円ほどの調査費用となります。
ゴンドラの場合の調査費用は500万円ほどかかりますので、
スカイエステートだと約1/3ほどの費用に抑えられることになります。
30階建てマンションの場合
30階建てマンションの外壁調査をスカイエステートに依頼した場合は、約350万円の調査費用となります。
ゴンドラ調査だと650万円は費用がかかりますので、
スカイエステートだと約半額ほどに調査費用を抑えられることとなりますね!
オフィスビルの場合
また都内のオフィスビルだった場合ですが、
スカイエステートによる外壁調査の場合には約80万円ほどの費用となります。
ロープを使った調査ですと150万円ほどかかりますので、
スカイエステートによる調査だと約半額の費用に抑えられます。
物流施設の場合
この記事をお読みの方はあまり関係ないとは思いますが、
物流施設の調査の場合、スカイエステートだと60万円の調査費用となり、ロープ調査の100万円と比べて半額程度に抑えられます。
ALSOK(アルソック)

警備サービスを提供する会社として有名なアルソックですが、
実はドローンによる外壁調査サービスも行っていて、その知名度も少しずつ上がってきているようです。
ただ基本的には法人向けのサービスで、資料請求の問い合わせも法人用のフォームからしかできないようになっています。
ALSOKのドローン調査費用
アルソックの場合、ドローン外壁調査の費用は外壁の面積により異なりますが、約500,000円〜調査が可能です。
15階建てのマンションの場合
15階建ての通常のマンションの場合、費用の目安は100万円から150万円ほどとされています。
先ほどのスカイエステートに依頼した場合、20階建てのマンションで200万円ほどとなっていますので、
費用的にはどちらの会社でもほとんど変わらないようですね。
ワンストップでのサービス申込みが可能
アルソックも先ほどのスカイエステートと同様、見積もりから調査、修繕工事などまでワンストップで申し込むことが可能となっています。
ALSOKドローン外壁調査│ALSOKの法人向けセキュリティ・防犯対策ビルやマンションの外壁調査、もっと時間と費用を抑えられることご存知ですか?ALSOKでは赤外線カメラを搭載したドローンを使用し、建物の外壁調査を効率化!高所で作業するリスクもなく、安全安心な調査を提供します!法人向けセキュリティ・防犯対策はALSOK。
なお、社内稟議用の決裁様式も用意されており、法人の場合、利用しやすそうな印象があります。
外壁調査の重要性とドローンを使った最新の調査方法について建築基準法で、竣工10年を経過する建物に義務付けられている「外壁調査」。従来の調査方法は期間や費用がかかるといわれてきましたが、近年はこれらの調査もドローンを活用して速く正確に行う方法が広まりつつあります。今回は、外壁調査の概要についてご説明しつつ、ドローンを活用する最新の調査法やそのメリットについてもご紹介します。
セラフ榎本

こちらのセラフ榎本は、大規模修繕工事をメインとする会社。
ドローン外壁調査は令和元年からスタートした事業のようです。
セラフ榎本のドローン調査費用
公式では、目安となるドローン調査費用は公表されていません。
ただ、ゴンドラやロープによる調査の3分の1程度の費用で実施可能と表記されていることから、
スカイエステートやアルソックと近い費用で調査可能と思われます。
分かりやすい報告書様式
セラフ榎本の調査報告書は、劣化箇所立面図により、建物のどこに問題点が見られたか分かりやすい様式となっています。
マンション ドローン外壁調査診断 | マンション大規模修繕工事ならセラフ榎本マンション大規模修繕工事、遮熱塗装、戸建住宅外壁塗装ならセラフ榎本にお任せください!
評価判定や所見も報告対象となっていて、建物の状況を視覚的に把握しやすくなっている点が良いですね。
ドローン外壁調査、おすすめの業者はどこ?
さて、以下は当サイトの個人的な見解。
もしも従来のゴンドラ調査から、安いドローン外壁調査に乗り換えたい場合、
特におすすめな業者は
スカイエステート
ではないかと思います。
以下、その理由を解説していきます。
理由1、調査実績数が多い
スカイエステートは、他社に先がけてドローン外壁調査を始めていて、年間100棟以上という驚異的な調査件数を誇っています。
また、実際にスカイエステートは、大企業の所有物件のドローン外壁調査も複数手掛けています。
(例)浦安市商業施設
ケネディクス不動産投資顧問株式会社所有
確かな実績があるというのは、業者選びの中でも外せないポイントですから、おすすめ理由の1つとして挙げられます。
理由2、ドローン操作技術の高さ
ドローン操作技術の高さは、調査可能な環境が多いことに直結します。
ドローン外壁調査は、調査物件の立地条件や天候などの大いに影響を受けます。
例えば隣り合う建物が近くて調査が困難であるとか、
風が強く調査が困難、といった場合が出てくるわけですね。
そんな場合に、ドローン操作技術がより高い業者だと、幅広い環境に対応できることになります。
スカイエステートでは、常日頃からドローン操作を指導するインストラクターが外壁調査を担当しますので、
その点でも他の業者よりおすすめだといえます。